日記

見たものメモ

0327

「わたしを離さないで」を読んだ。内容に触れないようにしてるけどもしかしたら触れちゃってるかもしれない

 

わたしはハヤカワの本を全く読んだことがなく、この本も友達からオススメされて借りている本だ。ハヤカワ、というかSF自体馴染みがなくて、読んだ!と言えるものは森見登美彦とか梶井基次郎とかの人間を煮詰めて濾したようなものばかりである。

SFについてのイメージもロボ、宇宙、理系・・・みたいな偏差値30の文系みたいなものだった。周りの人が結構SF読む(っぽい)のでちょくちょく話を聞いていたが、良い作品は世界観の作り込みがすごいとのこと。現実で起こりえないことを世界に組み込むなら確かに違和感を感じないような世界観作りが大事なのかもしれない。

「わたしを離さないで」は早川書房から出版されており、借りた瞬間わたしのSFセンサーが反応してしまった。しかし、読んでみるとそういうわけではなく、すんなり読むことができた。それでも世界観とかは色々練られていたので、探索しながら読むことができて楽しかった。

不二子作品もSFにカテゴライズされるが、日常と大きく離れているわけではない。ドラえもんも、秘密道具を出さなければ私たちと同じ日常を送っている。そのような日常と非日常の共存、すこしふしぎという概念が「わたしを離さないで」にはあるように感じられた。

 

ツイのヒョロイーがイギリスに留学していて、風景の写真をあげていたんだけど、めっちゃ空綺麗じゃないですか?曇りなのに・・・。空気感がすごい、イギリスの中でも留学先と本作の舞台が同じ場所ってわけでもないし、寧ろ離れてるんだけど、そういった自分の行ったことのない景色がちょうど良いタイミングで見えたので想像しやすかった。空は建物や草木よりも変わりにくいので。

 

とりあえず書きたいことの中で書けることは書いたけど、小説だと書けない部分と本質が被るからメモとしてあまり有効じゃないかもしれない・・・。

積んでる本はいくつかあるので、人文書を読んだらまたメモしたいと思います。

外出しないマンだから本と映画でしか文章を書けないよ・・・